今日は「先生」をしている方に向けて、書いてみることにします。

 

 「先生」にとって、クラス編成を見直すのはなかなか頭の痛い仕事だと思います。

 

 グループレッスンの場合、特に入門から初級、中級の間というのは、人それぞれ習得能力に差が出る時期であり、長く同じメンバーでレッスンを続けるほどに、それは顕著になっていきます。

 

 一番早い人にも、遅い人にも合わせられない・・・中間層のペースに合わせざるを得なくなる時に生じる生徒間のストレスが、そのまま「先生」を直撃するのですね。

 

 そして「もっと頑張ってちょうだい~~」と思う生徒に限って、休みも多いのです。休みが多いからついてゆけない、とも言えます。

 

 ポンとお尻を叩いて、意識がパッと変われば苦労しないのですが、生徒自身も「頑張りたい」と思う気持ちと「実力」が伴わなくて悩んでいたり、又、「遅刻・欠席の原因は残業や出張」という不本意なことも多々ありますので、その辺は「努力が足りない」のひと言では済ませられません。

 

 「やる気」と「努力」と「成果」は正比例しないものなのです。

 

 ですから、先生側の思い入れがどんなに強くても、それを正面から受け止める生徒は2割位と覚悟しておく方が、ある意味、気持ちにゆとりを持って教えることが出来ます。

 

 教える熱意を2割にしていいい、というのではありません。

「先生」は常に、10割の熱意を持って教えるべきだし、そうする「責任」がある仕事だと私は思っていますが、生徒の受け止め姿勢は実に様々なので、どんな反応であってもそれを認めてあげることが大事だとも思うのです。

 

 以前にも、書いたことがありますが「伸びる生徒は、放っておいても勝手に伸びる」のです。

そうゆう人は、先生の一言一句を聞き漏らすまいとしているので、レッスン中の集中力が高く、私語も無いですし、自己分析能力が優れているので、こちらから課題を与えずとも、自分からどんどんやるべきこと、やれることを見つけて取り組んでいってくれます。

 

「先生」にとって実に楽で優秀な生徒さんですが、気を配ってあげるべきは、クラスの中で頭一つ抜きんでた存在になってきた時です。

いつ、上のクラスに持ち上げるか、を見極めなければなりません。

 

 このクラスでは彼女は物足りないだろう・・と先生が推測しても、クラスの人間関係が良好であれば、急いで動かす必要はなかったりもします。良い意味でリーダーシップを握り、クラスの牽引力になっているとも考えられるのです。

 

 しかし同時に、ある枠内でトップの人は「井の中の蛙」にもなりやすく、よほど本人の志が高くなければ、それ以上伸びる事が難しくなってしまいます。

自分の実力より上の人に混ざって練習しなければ、その人の成長が止まってしまうことを考えれば、先生としては、余りそのリーダー格さんに甘えてもいけないのです。

 

 基本は個人レベルでの対話です。

「どうしたいと思っているのか?」そして、その時の返事を100%真に受けて良いのか?

「内心」を鑑みようとするならば、日頃から本心を明かしてくれるような人間関係を築いていかなければなりません。

 

 また、やる気も実力もある人を、一層伸ばしていくには具体的にどうしたら良いか?と言いますと、やはり、クラスの枠を超えた別途のレッスン時間(勉強会のようなもの)に、本人の意志で参加出来る機会を作るのが、即効性があって一番良いと思います。

 

 名目は「オープンクラス」でも「〇〇勉強会」でも構いません。

月々の出費に加算するものですから、参加費はなるべく安く、でも絶対に只ではなく設定する点も大事です。

 

 「只」というのは実に「価値も低く」なるのが人情らしく、申込者の半分位しか当日集まらなかったり、複数回のコースでも途中で来なくなったりするのが常です。

もし複数回のコースなら、初回の一括払いで割安にするなど、少し実務的な工夫もしないと人を順調に育てることは出来ません。

 

 ともあれ「先生」と呼ばれる立場である以上、常に勉強し続けて、たとえ僅かであっても成長し続けるのが「責任」であろうと私は考えます。

 

私自身がちゃんと出来ているかどうか、自己判断は難しいところですが、そのようにしたいと努めています。

 

 「責任!」を訴えた政党は惨敗しましたが、私たちは「実行」をともなって失墜しないようにしましょう。

 

 今日は「順調に伸びる人」に焦点を当てて書きましたので、次は「ゆっくり伸びる人」について書きたいと思います。

 

 

 

ゆっくり伸びる生徒

オープンクラス2回目

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