自分のスタジオの発表会というのは、「誰か間違えはしないか?道具を落としはしないか?」と、もう心配で心配で・・・なかなか心穏やかには見られないものですが、よそ様の発表会を見るのはとても勉強になりますし、お客様になりきれるので楽しいものです。

 

 群舞を見ていると、どのグループにもひときわ目をひく人、というのが居るものですが、それは必ずしも「技術的に上手いから」とか「美人だから」という理由ではありません。

 

 勿論、「上手さ」や「容姿」で目立つ人も居ますが、私が惹きつけられるのは「表情の良い人」です。

 

 いかにも・・・の創られた表情ではなく、「内面の強さが滲み出ているような人」の踊りは、 明るい曲、重い曲に関わらず表情が輝いているのです。

 

 程よい緊張感があり、無駄な力は抜けていて、何より「踊ることを本当に楽しんでいる」「伴奏がちゃんと耳に届いている」感じが伝わってきます。

 

 そんな風に踊れるのは相当の舞台経験がある人でしょう?と思われるかも知れませんが、実は余り、関係ないようなのです。

 

 その発表会を主催する先生に「誰それさん、良い感じだったね~」と伝えると「まだ、始めて2年目よ」とか「彼女は最初からそうなの」と言われることが多いのです。

 

 では「舞台度胸が良い」とは「プレッシャーに強い」ということ?つまり性格的なもので変えられないのでしょうか。

 

 膨大な練習量、確かな技術に裏づけされた「自信」が「舞台度胸」に繋がるのは尤もなことで、プロならば、常にそうありたいものです。

 

 でもアマチュアレベルで、舞台経験も浅い人の場合、どうしたらそういった「強い精神状態」に自分を持ち上げていけるのでしょう?

 

 本番を目前に迎えたらば、もはや多少の練習では劇的な技量アップはありません。

むしろ体力、気力を温存する為に、前日は充分な休息を取る方が良いのです。

そして本番では、技術云々を気にするより「その日に至るまでの道程」や「今までの生き方そのもの」に自信を持って、それを背負って踊る「私のフラメンコはこれ!」との気概で、良い意味で開き直ってみましょう。

 

 年齢に関係なく、人は皆、誰でも「その人だけの悲喜こもごも」を背負って生きている訳ですから、先ずは自分の生き方そのものに自信を持つことが大切だと思います。

 

 フラメンコの生みの親であるgitano ヒターノ:ジプシーたちは、時に自信過剰?と思えるほど、プライド高く生きています。

自己主張の強さは半端ではありません。

 

 日本では「自己主張を抑えること」が美徳とされる場面が多いですが、フラメンコの舞台では「強さ」こそ、見る人を惹きつける最大の要素だと思います。

 

 趣味でフラメンコを習っている方。次の発表会は、ぜひ「自信を持って」臨んで下さいね。

 

 

 

表情豊かに踊る為に

プラス1分の上達法 指先

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿





trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)