今、思い返せば20代というのは、練習したらその分だけ確実に新しいことが出来るようになる日々でした。

今よりずっと効率の悪い無我夢中の練習方法で、栄養だの休息だのと考慮するゆとりもなく、寝ている時間と仕事をしている時間以外は全て、フラメンコのことを考えていたように思います。

そして、それが全て「身に付いた」年齢でした。

 

 今は「効率」というものを最優先して考えつつ、放っておけば衰える一方の体力や技術を「維持する為」の練習をしています。

 表現力や独創性の向上、つまり体力や技術で勝負する以外の部分は加齢と共に益すものだと言われています。

その観点で自分の表現したい踊りと向き合っていくならば、歳を重ねるのも、また興味深いものです。

 

 私の教室には、60代以上の生徒さんも沢山おられます。

50代以降、新規で習い始める方というのは、多少の個人差はあるものの、やはり20代で始めた人とは、技術的な到達点には相当の差が出てしまいます。

 

 しかし、フラメンコは2回転、3回転出来るような身体能力がなければ駄目というものでは有りません。

振り付け方次第で、「魅せる踊り」に出来ますから、その辺りは振付ける者の力量・センスを問われる部分であり、大変、面白い仕事なのです。

 

 足の得意な人は、エスコビージャを存分に取り入れれば良いし、唄振り・ファルセータ振りを充実させるのも一つの表現手段です。

勿論、プロなら全てバランス良くこなせるべきですが、趣味で踊っている人が楽しむ為の振り付けなら、極端な話し、エスコビージャなど無くても一向に構わないのです。

 

 とは言え、ピリッと回転する振りや、強い足がフラメンコの「見せ場」であることも確かですから、常に「上を目指す心がけ」は大切だと思います。

 

 特に、舞踊的に高度なテクニックが求められる回転をモノにするには、「体幹=軸」を鍛えなくてなりません。

 

 これは週に1、2回のスタジオレッスンだけで、手に入れられるものではなく、日頃の立ち居振る舞いから意識を変えなければならないでしょう。

 

 長時間、パソコンに向う仕事などは、椅子に座っている時間が長い為、どうしても下肢の筋肉が弛緩し、腰への負担が益してしまいます。

また、キイボードを打つ為に両腕を前方に出して肩を閉じることから、自ずと猫背気味になる・・という、実に「老化を加速させるような」姿勢の連続なのです。

 

 秘かに「足指をほぐす運動」をするとか(周りに気付かれない程度に)、なるべく背筋・腹筋を使って上体をまっすぐに腰掛け、首が前に出ないよう意識してパソコンに向いましょう。

 

 歩く時は常に顎を上げ、颯爽と「腰から」歩くことです。

道行く人を見ていると、8割の以上の人が「足から」歩いている事に気付きます。

膝が曲がっている人、内股の人も目立ちますが、先ずはこうした「歩き方」を改善すべく少し気を使うだけで、身体は随分と変わるものです。

実際、運動量=消費カロリーも増えるので、すっきりした身体を目指す事が出来るでしょう。

 

どうか、日頃の心がけで、素敵に踊れる身体を手に入れて下さい。

 

 

 

 

その想いを持ち続けること

体調管理

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