発表会などの本番を控えた前夜に、不安や緊張で神経が昂ぶってしまい眠れなくなった経験は、どなたにでもあると思います。

また、間際になって衣裳直しをしたり、慣れない支度で手間取ったりと、前日は何かと気ぜわしいもの。

「しっかり寝ておかなきゃ!」と思い詰めると、益々目が冴えてしまうものです。

そうして睡眠不足のまま当日を迎えるのは、辛いものですね。

 

 でもここで「ああ、大事な日なのに睡眠不足で不調だわ」と思い込むのは早計です。

人間の身体というのは、かなりの逆境に耐えられるよう出来ているので「1日位の徹夜はどうってことない」と、開き直って大丈夫なのです。

本番は、身体に備わった興奮物質が分泌されますから「寝不足ハイ」とでもいうのでしょうか、私などは、むしろ前日は眠りすぎない方が調子が良かったりします。

 

 大事なのは、その前日に至るまでの数日間の睡眠です。

残業で何日も睡眠不足が続いた挙句の本番というのは、やはり集中力を維持することが出来なくなってしまうでしょう。

 

 ですから「本番2日前の睡眠」をしっかり取れるように、調整したいものです。

私はメンタルクリニック処方の睡眠導入剤を飲んででも、2日前の睡眠だけは十分に取る努力をしています。

 

 日本では一般に精神科の敷居を高く感じている人が多いようですが、私は年に1~2回程度、気軽に利用します。

 

 初めて利用したのは、船の仕事でオーストラリアに行った時です。

私は大変ガサツな性格ですが、唯一「寝る時の環境」と「音」に敏感でして、いわゆる「枕が替わると眠れない」というタイプなのです。

旅先のホテル、団体旅行の大部屋、寝台車などで熟睡できた例はありません。

オーストラリアの仕事は船旅が1週間位含まれていたので、さすがに眠れないと身がもたないと思い、事前に2週間分の睡眠導入剤を持参したのでした。

 

 初診時の医師との会話は傑作でした。

医師:開口一番「あなたは大変健康そうですが、今日はどうなさいました?」

川崎:「私は人並み以上に健康です。但し、枕が替わると眠れない性質でして、長期の旅行に行くので睡眠導入剤を処方して下さい」

医師:「旅はどちらへ」

川崎:「オーストラリアへ船旅です」

医師:「おお、昔ケアンズに行ったことがあります」

川崎:「船はケアンズに入港します」・・・以下、オーストラリアの話題で盛り上がり、雑談をして診察?終了。

 

 日頃、殆どお酒も薬も飲まない私ですから、この薬は大層良く効き、旅は好調でした。

 

 それ以来、1回の診察で4週間分ほど処方してもらい、日常生活で睡眠時間の調整が必須な時だけ飲むようにしています。

4週間分で半年も1年も事足りてしまうものですから、習慣になる心配は皆無です。

依存の心配さえなければ、非常に便利な道具のひとつなので、上手に利用すると良いと思います。

 

 精神科の敷居は跨いでみると、歯科相応の低さだと私は思っています。

勿論、平常のコンディションが維持できて薬など無用なら、それに越した事はないのですが・・・。

 

「本番2日前の睡眠時間確保」ぜひ意識してみて下さい。

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