「フラメンコって、すごく激しい踊りでしょ?習うと、私も痩せられるかしら?」・・と、良く聞かれます。

 

 う~ん・・・・、もしダイエットが第一目的なら、エアロビクスとか、ウォーキングの方が、効果的だと思います。

 

 ダイエットは、摂取する食品の量と質のコントロール&体脂肪を燃やす運動なくして成功しないものですが、「体脂肪が燃える」のは、運動が始まってから20分後です。

最初の20分間は「糖質」がエネルギー源として消費され、中性脂肪が燃え出すのはその後と言われています。

 

20分間、運動を続けるというのは、普段、身体を使っていない人にとってはかなりキツイものでしょう。

ある程度の時間、持続して運動する為には、心臓に負担を掛け過ぎない「有酸素運動」が望ましいのです。

有酸素運動の簡単な目安は、「息切れせずに会話が出来るレベルの運動」ということです。

 

週に2、3回の20分以上のゆったりした水泳・サイクリング・ジョギングなどがダイエットには、一番、効果があるのでしょうね。

 

それに比べて、フラメンコは1曲、8分~15分位の踊りが多く、しかも始まりからガツンと暴れてお終い!という感じです。

糖質をガーッと消費したあげく、酸欠一歩手前で終了みたいな・・・。

「有酸素運動」どころか、心肺に負担かけまくりの、決して健康的とは言い難い踊りだと思います。

足を酷使するので、踵・膝・腰を痛めないよう、ケアも大切ですし・・、フラメンコを始めてから「腰を痛める人」は、本当に多いのです。

 

  「なるほど・・ダイエットには向かないか・・でも太っていると、やっぱり衣裳が似合わないわね。私には無理かも・・」

 

い~え!全然!

これは特に強調して言いたいのですが、フラメンコは無理に痩せる必要は有りません。

 

“あるがままの自分”を踊るのがフラメンコです。

太っている、背が低い、手足が短い・・・など、およそクラシック・バレエなら門前払いされそうな「体型による向き、不向き」が無いのです。

 

 スペイン人の踊り手を見て下さい。プロ、アマ問わず、色々な体格の人が居ます。

「エンリケ・エル・コホ」という伝説のバイラオールbailaor:フラメンコの男性舞踊手は、そのコホcojoという名の通り、片足の不自由な人でした。

既に故人で、もうその踊りを見ることは叶いませんが、凄まじいまでの存在感で、彼がすっと腕をあげるだけで、感動させられた・・。という話を聞いたことがあります。

私は写真でしか見たことがないのですが、確かに「とても太って禿たオジサマ」でした。

 

 クラシック・バレエでは「妖精/精霊/幽霊」などが踊られる事が多いですから、そのイメージに似つかわしい肉体が求められます。

トウシューズを履き、なるべく体重を感じさせないよう軽やかに踊るのがバレエの特徴だとすれば、フラメンコはその対極にあると言ってよいでしょう。

 

 地に足がついていること、生身の人間であること、如何に「重さを感じさせるか」が大切です。

実際、フラメンコ・ダンサーというのは、皆、しっかりした体格をしています。私もかなり逞しい方です。

 

フラメンコは「自分らしさ」を追求する芸能だと私は思います。

では「自分らしさとは?」を考えてみる時、「こうありたい」と具体的に自分をイメージすることが大事ではないでしょうか?

 

「強く望んで、行動に移す」

 

身体というのは、本気で望めば、その必要性にある程度は応えてくれるものだと思います。

誰にでも、自分の容姿に何がしかの不満はあるものでしょうが、フラメンコは容姿ではない、ということを知っておいて下さい。

 

 

 

 

プラス1分の上達法 指先

コンパス

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