前回「人間関係の良好なクラスは伸びる」と書きました。

 

 「な~んだそんなこと・・・」「人付き合いは苦手なの・・」「フラメンコは個性重視なんだし、そうゆう発想って日本特有なんじゃない?」等、感じた方も多いと思いますので、少し補足しておきます。

 

 フラメンコは確かに「個」を尊重した芸能ですが「踊り」という要素が加わった場合「踊り手は決して1人では踊れません」ここが重要です。

最少人数でも、唄とギターは必要ですし、願わくば唄以外にpalmero,palmera :パルメーロ ,パルメーラ(パルマを打つ人)が2人は居て欲しい。

本番では踊り手同士が互いにパルマを打つ場合が多いので、やはり5人で1チーム・・・というような設定になります。

 

 この5人を、ギターは父親、兄が唄、踊りは姉妹で・・というように、いわゆるfamilia :ファミリア(家族)で分担するなら、当然チームワークは良いはずです。(この際、家庭内不和は無いものとして)

 

 そして実際、スペインで最重視されるのは「どこのfamilia:ファミリアか?」ということです。

familia同士の婚姻による縁戚も含めると、その定義はかなり広範囲にはなりますが、皆が一致団結して「食べる為」「生きる為」に頑張る!というような“濃い信頼関係”の上にフラメンコは発展してきました。

 

 ですから、我々日本人が赤の他人同士でそれを真似るには、たとえ一時的(音を共有しているその瞬間だけ)でも、それに近い状況を作る必要があるのです。

 

 これはソリスト同志がチームを組んでいる時だけの話しではありません。

フラメンコの「性質」とも言える部分なので、プロもアマもなく、日頃の取り組み方全般に関わってしまうことなのです。

プロで「技量」が対等の者同士でも、人間関係の希薄なチームでは中々良い舞台は作れません。

 

 日本人は皆、感情表現が下手ですし、人間関係を築くのも慎重ですから「他人と心を通わせる」というのは、口で言うほど簡単では無いかも知れませんが、これも又フラメンコに必要な「技術のひとつ」だと捉えてみるのはどうでしょうか。

 

 脚を鍛えるのも、パルマが早く打てるようになるにも、それなりの時間が必要です。

でも「心」は一瞬で変えることが出来ます。

年齢や身体能力の差も関係ありません。

 

 スペイン人たちのような血縁関係チームは作れなくとも、私たちなりの「信頼関係チーム」は作れると思います。

フラメンコの「根っこ」を求めて行きましょう。

 

 

 

 

膝への負担は体重に関係あり

上手くなる為の必須条件

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