Solo compás :ソロ・コンパス というシリーズのCDが発売されています。

 

 ひとつの形式を“唄振り”“ファルセータ”“エスコビージャ”など、色々な部分に分けた上で、更にそれらの各部分を“踊り入り”“伴奏入り”“パルマだけ”と状況別に速度を変えて録音されたものです。

 

 日本を筆頭に、外国市場を意識して作られたこのシリーズと同種のものでは、他に Escuela de Flamenco :エスクエラ・デ・フラメンコもあります。

メトロノームの単調な機械音に比べ、断然、臨場感に溢れているので、私も、良く利用しています。

 

 ただし、唄・踊り・伴奏が入っている部分は参考程度に聞くに留め、パルマやカホンでシンプルにコンパスが刻まれている部分だけを使うようにしています。

 

 生の唄やギター伴奏は、その時々によって速さや内容が異なるものですが、録音された伴奏を素材に練習をしすぎると、身体がそれを覚えてしまって、アドリブが効かなくなる恐れがあるのです。

 

 固定音源に合わせて、全て振り付けをするというのは、他のジャンルのダンスでは普通のことです。

でも、フラメンコは基本的に生演奏で成り立っている芸能なので、録音時の伴奏者以外の人にCDと寸分違わない状況を求めることはできません。

いえ、たとえ録音時の伴奏者でも無理でしょう。

踊り手と伴奏者の駆け引き(アドリブ)で創り上げられた曲は、常に“その時限り”のものなのです。

 

 もしCDの振り付けを大事にするならば、そのCDをかけて踊るのがベストな環境。

obra :オブラ(作品)として、固定音源に振付けることも、ひとつの表現手段として確立していますが、生伴奏と固定音源とでは、振り付けの発想が根本的に違うわけです。

 

 ともあれ身近に唄い手やギタリストが居ない環境というのは、フラメンコにとって切実な問題です。

ソロ・コンパスは使い方を間違えなければ、頼もしい味方になりますが、あまり頼ってしまわないで・・やはり願わくば月に1回、いえ数ヶ月に1回でも良いですから、生のギターと唄を頼んで練習する機会を作りたいものですね。

 

  

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