平日の夜にレッスンがあると翌日の仕事が辛い、ということはありませんか?

 

 疲れが残っている、又は翌日になって、疲れが出ているのですね。

週に1度だけのレッスンですと、残念ながら基礎体力の向上には余り役立っていませんので、毎週、新たに疲れなおしている、と言っても良いかも知れません。

 

 フラメンコで日常的に使わない筋肉を使うと、そこで傷ついた筋肉は早速修復に取り掛かり始めます。

その修復期間中に、筋肉の再生に必要な栄養を迅速に補充し、ストレッチや入浴で身体の血行を良くしておけば、回復がよりスムーズになる、つまり疲れを残しにくくなる、というのがスポーツ医学の定説です。

 

 傷ついた筋肉が完全に回復するのに必要な時間は、48時間~72時間と言われています。(超回復)

運動量や質によって個人差はありますが、大体2日~3日後には元の2割増しの筋肉に回復していることになります。

 

 これは、身体の持つ一種の防衛力で、運動で傷ついた筋肉は「次は傷つかないようにもっと強くなろう」とパワーアップを目指します。

そうやって2割増再生の終わった丁度その頃に、又練習して新たな刺激が筋肉に加わると、「まだ足りなかったか、では後2割増し再生しておこう」と頑張ってくれます。

この繰り返しが、徐々に基礎体力を向上させるので、結果的に「疲れ始めるポイント」が高くなるということです。

 

 例えば、私と生徒が一緒に全く同じ量の運動をした時、私が汗ひとつかかない時点で、生徒の息が上がってしまうのは、この基礎体力・筋力の違いによるものです。

 

 身体にとって丁度良い、練習サイクルは1週間に2~3回と言われています。

超回復期をしっかり摂って、疲れを溜めず順調な向上線を描ける環境です。(この回復期をちゃんと取れないと蓄積疲労、故障に繋がる)

 

 しかし、次のレッスンまで1週間何もしないで過ごすと、せっかく2割増しになった筋肉を、身体が不要なもの、と再判断して、もとの状態に戻してしまいます。

ですから、又、翌週のレッスンでは同じレベルで疲れてしまうのです

 

 それでも、やはり全く踊りや運動をしない人よりはましと言えるでしょう。

一般的に成長期を過ぎると、使われない筋肉はどんどん退化して、老化の一途を辿ります。

本来、人の身体は相当過酷な仕事にでも耐えられるだけ、頑丈に出来ているものなのですが、交通手段の発達で足を使う量が減り、仕事も肉体労働・全身運動を要求されるようなものは少なくなりました。

家事も電化製品のお陰で仕事量が激減しています。

 パソコンやTVの前に座っている生活に必要な筋肉と、踊りに必要な筋肉はかなり掛け離れたものなのです。

 

 もし教室のプログラムが週1ならば、せっかくそこで活性された筋力を、振り出しに戻さないよう、せめてもう1日は「フラメンコの日」を自分で作りましょう。

スタジオに足を運ばないまでも時間を上手く切り替えて使うことが大切です。

 

 自宅でも出来る事は沢山あります。TVの前で漫然と寝転がって過ごさないで、1時間半~2時間、「ここはスタジオ」と先生の顔でも思い浮かべながら、身体を動かしてみましょう。

そんな地道な繰り返しが、徐々に「多少の練習では疲れない身体」を作ってくれると思います。

 

 

 私は最近「レッスンが終わったらすぐに楽な格好になる」を心がけていて、これはとても効果があるようです。

レッスン中はスポーツ仕様の下着から負荷まで、身体を締め付ける格好をしていますが、終わったら全部着替えて下着もなし、ボッサリしたジャージなど寝巻き同然の姿でコートを羽織って帰ってしまいます。(スタジオと自宅が近いから出来ることですが・・・)

 

 超回復をスムーズに行うには、運動後2時間以内にどのようなケアをしておくかが「鍵」なので、栄養を摂取するタイミングと共に「早く労わってあげる」ことが重要なのです。

 

 レッスン直後の身体は「早くリラックスしたがっている」し、2日後、3日後の身体は「もっと使ってもらいたがっている」ことを、知っておいて下さいね。

新設クラスのご案内

TV番組のお知らせ

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿





trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)