今日は、ある衣裳屋さんから「春のセール」のDMが届きました。

 

 昼も夜もジャージで過ごしているお洒落度ゼロの私でも、フラメンコ衣裳を見るのは大好きです。

 

 新しい衣裳が欲しくなるのは舞台を間近に控えている時だと思いますが、意外と「見て素敵な衣裳」と「踊って素敵な衣裳」は違うものですから、必ず試着して、少し動いてみてから買いましょう。

この時、可能な限り鏡から遠く離れて、「お客様が舞台上の自分を見るような目線」で確認する事が大事です。

 

 

試着する時にチェックしたいのは次のような点です。

 

① ワンピースの場合、腕を挙げても上体のラインが崩れないかどうか?  

「袖付け線が踊り仕様に深く」なっていれば踊りやすいし、ラインも崩れません。

スカートも変な持ち上がり方をしないものです。

袖付きワンピースの場合は、袖の付き方(切り替え位置)がとても大切です。

 

② ウエストラインが合っているかどうか?

 最近はスペイン直輸入の衣裳も、昔より手軽に手に入るようになりました。

丈と幅が合ったとしても・・・・スペイン人と日本人が体型的に一番違うのは「座高」だと思います。

悲しいことにウエスト位置が違う・・・あ、でも最近の若い方は脚が長いから大丈夫かも?座高が高いのは私なのでした。

 

 ウエスト位置が上に有りすぎると、ヒップラインが崩れますし、何より踊っている最中の呼吸を圧迫して苦しいですから、必ず直してから着ましょう。

 

③ 床上がり(床からスカートの裾までの距離)が適切かどうか?

衣裳の長さは個人の好みも有りますから、一概に何とも言えないのですが、初心者の方は長めだと踏んでしまうことが多いので、その点も考慮しましょう。

 

 鏡の前で真っ直ぐ立って丁度良い長さでも、踊っている時は膝の動きにと共に裾上がりも上下しますから、後ろから見ると「引きずっている」ことも多いのです。

靴が全く隠れてしまうような衣裳は、伴奏者泣かせですし、よほど慣れた人でないと踊りにくいと思います。

 

 ただし短かい衣裳も又、格好悪いものです。

スカートを持たない状態で、足首が見えてしまっているのは、ちょっと短すぎるかも・・・難しいですね。

失敗しない為には、長めのまま買っておいて、何度か稽古場で本気で踊りつつ、直していくのが良いと思います。

衣装屋さんのお直しに任せて切ってしまうと、失敗した時伸ばす方が大変ですから・・。

 

④ 無地の衣裳の場合、素材によっては「汗染み」が出ることがあります。

元が薄い色の場合「汗染み」はとても目立つことがありますから、お店の人に相談しておきましょう。

モノなら、まず大丈夫です。

 

⑤ スペインで既製品の衣裳を買ってくる場合

 フラメンコ衣裳は、踊り用のものと、feria:フェリア:お祭り 用(日本人の振袖や晴れ着のような感覚)のものが有ります。

街中で見かけるのは断然、feria 用のものが多く、それは「見せる衣裳」です。

美しくても踊りには向かないので、それを了解の上で買いましょう。

多少なりとも洋裁の心得が有って、自分で動き易いように直せるのなら断然お買い得です。

 

 

 

 私は今まで20着以上の衣裳を自分で縫ってきました。

昔は今よりず~~っとフラメンコ衣裳は「高価なもの」だったので、単に経済的な事情からでした。

 

 中学校の家庭科レベルの洋裁技術でしたから、初めは試行錯誤の連続でしたが、自分自身を「生マネキン」にして、マチ針で引っかき傷を作りつつ数をこなし、次第に自分の体型に合った踊り易い衣裳を作ることが出来るようになってきました。

 

 そうなると、又、作ること自体も楽しみになってくるので、今でも時間が許すなら全部自分で作りたいくらいです。(最近は既製品を直すことが多いですが)

 

 ひと様の衣裳も頼まれて4着ほど作りましたが、それはもう難しくて・・・、とても仕事には出来ないと思いました。

ですから衣裳さんの苦労は本当に良く判ります。

 

もし、洋裁が得意でしたら、ぜひ一度、自分で作ってみられては如何でしょう。

自作の衣裳で踊ると、充実感もまた格別ですよ。

 

 

 

 

 

照明栄えする衣裳とは・・・・。

足腰への負担を軽くする工夫

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