件の参考書で困り果ててしまった私に「それはあなたのスペイン語力の不足です」という有り難いお言葉を下さった方がいて、勿論それはもう仰有るとおりなので、またゼロ(入門書)から勉強しなおしています。

 

 身体の丈夫さと、精神的な打たれ強さだけは人並み以上な私を、本気モードにして下さって感謝している次第です。

 

 

 いやはや、誤植のない参考書って、何て素晴らしいのでしょう。日本語力の高い参考書、著者の愛情が隅々まで行き渡っている参考書は、何と心地よいことでしょう。

 

 ある参考書の「はじめに」は、次の言葉で締め括られていました。

【内容に関する責めは、無論筆者に帰します。ご意見・ご感想をお待ちしています。】

 

 いやもう、涙が出るかと思いました。この責任感・この教育者としての矜持・この研究者魂。心が洗われる想いです。

 

 そして、そんな真摯な著者の本ゆえに、2刷ともなると、もはや誤植など見当たりません。あっぱれというか、当然というか、かくあるべしというか・・・。

 

 という訳で、入門から初級向けかな、今まで勉強したことの整理をするのに、うってつけの2冊をご紹介しておきます。

 

スペイン語力養成ドリル2000題』加藤伸吾 著 白水社

 

スペイン語をはじめよう』大岩功 著 すばる社

 

 

 

 

 

 クラスレッスンでは基本的なパルマや足の練習に加えて、なるべく色々な角度から習う人の可能性を個々に引き出したいと、人知れず(或いはこれ見よがしに?)努力しているのですが…。

 どこで「あ、面白い」と思って貰えるか、それが皆少しずつ違っているので、教える側としては、悩ましいのです。

 地道な練習が好きでメトロノーム1目盛りずつ上げていくことに達成感を見出せる人がいる一方で、「じゃ、コントラの練習ねー」と言った瞬間、呼吸停止してい人もいる…。あー…。リラックスねー、リラックス。

 難しいー。やだー。出来ないー。と自己暗示をかけては駄目です。(出来ていない自覚がなくても困るけれど)  ありのまま見つめつつ、仲間で励まし合うこと、上達のコツはそこかな。1人では中々上手くなれないもの。フラメンコは個の踊りだけれど、1人では踊れないのですよ。

  さて、中級以上のクラスでは、音楽に合わせて私が適当に動き、それを皆が見よう見まねでついて来るという練習をします。私は全くアドリブで動いているので、上手く合わせられる人と、そうでない人との差が大きく開くところですが、曲半ばで、私が抜けると、たちまちワラワラっとコンパスが崩れます。

 つまり、それぞれが自分の耳でコンパスを掴んでいた訳ではなく、ただ、視覚的に真似ていただけなのですね。果たして音楽はどこまで耳に入っていたのでしょうか。

 踊りに使う曲種は、代表的な所で10種類程度でしょうが、それらを全て踊れるように修得するにはアマチュアなら10年〜20年は掛かるでしょう。

でも、コンパスさえ、しっかり掴めるようなれば、そして、少しずつでも唄を覚えて聞き取れるようになってくれば、例え自分では踊れないような難曲であっても、味わう深さは断然、異なってくるはずです。

 ですから、いつも繰り返し言ってはいることですが、お気に入りのCDを見つけて、徹底的に聞きましょう。1曲だけでも良いから、暗譜するレベルまで聞き込んでみましょう。それ以外にコンパスを掴む道はないのです。

 いつか、曲半ばで私が抜けても、待ってましたとばかりに皆が自在に動けるようになってくれることを心から願っています。
いやもう、メッチャ願ってますから、ホント。
 

 今日の午後、1人の友人に「話し合いの立会人」として同行をお願いし、ある出版社を訪問しました。

 色々な意味で成り行きを心配して下さる方が多いので、簡単にご報告しておきます。

  約2時間半、1人のユーザーとしての感想を率直に述べ、その正当性を編集部は認めて下さいました。

 購読者に対する責任として「より充実した正誤表作成に向けての努力をなさる」と仰言っていますので、それ以上は私の口出しすることではありません。

 この件に関して私には微塵も非がありません。

 公的出版物に対する書評は、ユーザーとして当然の権利であり、言論の自由が法律で認められています。

 既に出版関係、名誉毀損に関わる有能な弁護士の方々を紹介して頂く準備も整いました。

 ともあれ、私の第一要求である「正誤表」は数日前に掲載されましたので、これで私は、本業に専念することと致しましょう。

見守り応援して下さった方々、本当に有難うございました。

 スペイン語の勉強を続けていると、何度も大きな壁にぶつかって挫けそうになる。
私には3人の先生がついているが、個人教授で色々な疑問に答えて頂けるチャンスは週に1回、1時間半だけであり、日々の学習は殆どが独学である。

 

 そんな時、頼りになるのは辞書と参考書だけだ。
インターネットも便利だが玉石混淆で、信用できるサイトは数少ない。
ともあれ、私のように覚えの悪い者の勉強方法は質+量が大切なのである、だから相当数の参考書に取り組んで来たつもりだ。

 

 時間が許せば月に1冊、どんなに怠けようと数ヶ月に1冊は問題集なり、参考書なりに取り組んできた。
スペイン語に関しては素人ながら、クラスで生徒に「勉強しなさいよー!」と言い続けているからには、先ず自分がそれ位はやる責任があるだろう。

 

 それでもしょちゅう生徒から間違いを突っ込まれ情けない状態なのは、もう皆さんご存じの通りだ。
まあ、人間だもの間違いはある。でも指摘されたら私は認める。

 

 さて、5月の初め頃だったか、新しく取り組み始めた参考書には期待が大きかった。
中級レベルの参考書、特にワークブックは日本語版のものでは選択肢が少ない。殆どないと言っていいだろう。

Amazon での評価も5つ星と高かった。いつもは書店で中身を確かめてから買うのだが、これは評価を信じてあっさり注文してしまった。

 

 勉強を始めると、本編2頁目から既に誤植を2つ見つけてしまう。
あ、これは校正が雑な本かも、と嫌な予感はしたが、頁を進める内に誤植どころの話しではないと判ってきた。

 

 私はいつも、生徒に薦められる本かどうか、クラスで使えるかどうかを念頭におき、かなり細かい点まで注意を払って学習する習慣がある。

 

 判っているはずのことさえ、読んでいる内に頭がぼうっとして自信がなくなってくるのは、私の力量不足のせいであろうが、結局、辞書や他の参考書で確認したり、先生に質問しつつ進めるわけで、これは難儀なことこの上ない。全く使い心地が悪いのである。

 

良い参考書というのは、勉強が進むほどに疑問の霧が晴れてくるような、心地よさがあるが、この参考書はどんどん霧が深くなってしまうのである。

 

 私はいつも参考書に誤植等を見つければ出版社にメールを打って、「どこそこ間違ってますからお知らせしますね」「ご親切にありがとうございました。」「いえいえ、どういたしまして」というやりとりを担当者と約1往復半交わす。せいぜい数カ所の誤植を知らせるだけなので、それで充分である。

 

 しかし、この出版社とはその後、幾つかメールのやりとりがあり、明日、編集部の方とお会いして、自分の感想を率直に述べることとなった。

 

 いちユーザーとしての声が届くかどうか・・・。