ブレリアのオープンクラスを終えてみて、感じているのは;私たち日本人にとって、一番、難しいのが「ブレリア」や「タンゴ」を即興で踊ることかも知れない、ということです。

 

 特に「ブレリア」は何と言っても「速さ」の壁が高いですね。

比較的、ゆっくりのブレリアでさえ、他の曲に比べれば圧倒的に早いので、まず「動ける身体」を作っていかなければなりません。

 

 でも、スペインではプロでなくても、また「踊り用に鍛えた身体でなくても」、適当に踊ってしまえる人が沢山居ます。

勿論、基本的なパソは、踊れる人から少し習ってはいるのですが・・、その違いは、やはり日頃「如何に聞きなれているか」と「言葉が判っているか」という2点に尽きると思います。

 

 この「速度」と「言葉」に慣れる為に、先ずは耳にタコが出来るほど、ブレリアを聞き込みましょう。

特に難しい足を取り入れなくても、簡単なパソの組み合わせだけで良いので、今日、上手く踊れなかった人も、ぜひ諦めず、これからも挑戦していって下さいね。

 

 又、来年の春頃に、何がしかのテーマでオープンクラスをやりたいと思っています。

もし、「こんなことを習いたい」というリクエストなど有りましたら、ご連絡下さいませ。

 

 今回参加して下さった皆さま、本当に有難うございました。

 昨日まで、このブログでお知らせしておりました「生命のコンサート」は、お陰さまで大好評の内に、終えることが出来ました。

いらして下さった方々、本当にありがとうございました。

 

 手前味噌ながら、実に素晴らしいコンサートだったと思います。

広河氏の力強い写真が目に訴え、素晴らしい音楽が耳に訴える。

私はゲネプロの段階で、充分に泣いておいたので、本番は何とか、冷静に司会に徹することが出来たのでした。

 

 冷静にと言っても、それは冷静であろうと努力しただけのことで、畑違いの「司会」は、実のところ、もうハラハラ・ドキドキの連続・・・・。

フラメンコの踊りや唄では味わえない、あの緊張感(冷や汗)の原因は何か、と考えてみますに、やはりそれは「慣れていない」の一点だと思うのです。

 

 ですから、今、親睦会(スタジオお披露目会)を控えて、一所懸命練習している生徒達が「ソロだと緊張して普段より上手く踊れない」というのは、なるほど納得できるというものです。

(今週からは、もっと優しい先生になろうと決意しています;但し賞味期限あり)

 

 そう、規模の大小に関わらず、舞台は「生き物」 慣れるしかないのでしょうね。

 

 

 コンサートのお知らせです。でも、フラメンコではありません。

 

私は、5年前から【DAYS JAPAN】というフォトジャーナリズム誌のボランティアとして時々活動しています。http://www.daysjapan.net/

いえ、活動と言っても、イベントの折に宣伝を手伝ったり、司会を務めたり、スタッフに食事を差し入れたり・・・、そんな程度の事なのですが・・。

  

初めて【DAYS JAPAN】を知った当時、私は自分が「フラメンコ以外の世界を余りに知らなさ過ぎる」ことに呆れたものでした。

そして、今でも自分の無知さ加減に溜息が出ることの連続です。

しかし「聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥」と言うでは有りませんか。

 

一見、フラメンコとは何の関係もないようなボランティアの経験が、実は自分の踊りや唄の栄養になっているのを感じます。

 

・・と云う訳で、今回は『生命のコンサート』と銘打ったイベントの司会を務めることになりました。

 

実に豪華なゲスト陣、かつ充実した内容ですので、1人でも多くの方にご覧頂きたく、こちらの頁でご案内する次第です。

 

《生命のコンサート》 ~無料!~

 

日時:11月23日(月・祭)14:40~

場所:早稲田大学 大隈記念講堂

 

写真と唄のコラボレーション: 加藤登紀子 、ナターシャ・グジー 、MINA 、 青柳拓次

 

講演:立松和平 広河隆一

  

ぜひ、皆さまお誘い合わせの上、お越し下さい。

  

詳細・予約はこちらから

http://www.daysjapan.net/waseda/opening/opening.html

 私がよく生徒に言い、自分でも強く意識しているのが「フラメンコは熱い心と冷めた頭で・・」という言葉です。

 

 フラメンコは他者(伴奏者ら)と絡んで、共に創り上げていくものなので、熱い思いで踊りに集中すると同時に、その自分を俯瞰して見るだけの冷静さも求められています。

 冷静なばかりでは、見る人に伝えるべき何かが欠けるでしょうし、熱くなりすぎても独りよがりに終わることが多い・・、本当に難しいものですね。

 

 また、これは伴奏者側にも言えることで、特にパルマを打つ人や唄い手は、熱い心で踊り手に貼り付きつつ、冷静に、そして絶妙にjareo:ハレオ(掛け声)を掛けて、踊りを盛り上げなくてはなりません。

踊りを生かすも殺すもパルマとハレオ次第と言っていいでしょう。

そして、それらは「習って覚える類のもの」ではなく「慣れて身に付けるもの」なので、教える側にとっても一番難しい分野です。

 

 自分のことを思い出してみますと、ハレオはクアドロの現場で先輩が掛けるのに同調しながら、自然に身に付けたように思います。

それから、唄を覚える時に、それこそ10回、20回ではなく、何百、何千という単位で同じ曲を繰り返して聞くものですから、そこに録音されているハレオもセットで覚えてしまいました。

 

 パルマは、正確に打つ「技術」を身に付ける練習を、今もずっと続けています。

(1週間パルマの練習をサボると、打てなくなっているのが判り、その点は踊りより顕著)

 

が、「正確な」だけでは、踊りの伴奏として、つまり「楽器」としてのパルマは務まりません。

生身の人間が踊り、ギターを弾くのですから「揺れ」があるのが当然ですし、タラントやシギリージャのように、如何に叩かないでおくか、が問われる曲もありますので・・・、難しいですが苦手意識を持たずに好きになることが上達への道だと思います。

 

私自身、昔、クアドロの現場で何度も先輩から叱られ続けましたが、今となってはそれが財産になっているのだと感謝しています。

 

 この「経験を積む」ということが、アマチュアの方にとっては、一番難しいことでしょう。

一緒に練習できる仲間が居れば一番ですが、下手な者同志で叩いていても、一向に上達はしませんので、誰か自分より上手く叩ける人に参加してもらえる環境を作ることです。

身近に、そんな人が居ない場合の苦肉の策としては、CDやDVDと仲良くするしかありませんが、ともかく「回数をこなすこと」でしか道は開けませんので、覚悟して取り組みましょう。

 

 ハレオやパルマは、感覚の良い人とそうでない人の差が出てしまうところでもあります。

でも、私ってセンスない・・と簡単に諦めないで・・・、耳を養い、腕の筋肉を鍛え、大きな声を出す度胸と腹筋で、誰でもあるレベルまで到達出来ますし、それは踊りの技量とは又別に、上達を目指せる部分でもあるのです。

スペインでは、パルマやハレオを専門に担当する人が居るくらいで、貴重な存在価値と言えるでしょう。

 

 自分がパルマやハレオを自在に操れるようになると、フラメンコのショーを見る視点も変わります。

踊り以外の要素、ギター、唄、パルマ、ハレオと見どころ満載になるほどに、楽しみ方も拡がってゆくようです。

 この数日、一気に寒くなりました。

インフルエンザも大流行で、毎日のように生徒から欠席のメールが届いています。

スタジオは密室なので、入室前の「うがい/手洗い」を、徹底したいものです。

 

 さて、私共の教室では、12月にスタジオで行う親睦会(内輪のお披露目会)を前にして、俄然、練習熱が高まってきた感があります。

活気があるのは喜ばしいのですが、ちょっと心配な面もあります。

 

 殆どフルタイムで働いている生徒ばかりなので、疲れが溜まるほど練習して、肝心の本番近くになって体調を崩しはしないだろうか・・終わってから精神的にガクンとこないだろうか(燃え尽き症候群のように)という2点・・・。

 

 特に、フラメンコを始めて3~4年という時期の生徒が一番心配です。

成長著しい時期であると同時に、まだ練習方法が確立していないので、どうしても無理を重ねてしまいがちです。

やればやるほど、向上もしますが、故障しやすい時でもあります。

 

 ずっと昔のブログ(片恋フラメンコ内ではなかったかも・・)にも書いたことがあるのですが、運動で使った筋肉がプラス方向に回復するには、絶対に「休息」が必要です。

「超回復」の時期は個人差があると思いますが、素人さんほど「どこまで無理が利くのか」判っていないことが多いので、くれぐれも気をつけて練習をして下さい。

 

 それから、練習をした日は、シャワーで済ませず、必ず「ぬるめのお風呂」にゆっくり入りましょう。

練習中の水分補給、練習直後のアミノ酸の補給などにも気を配ることで、同じ練習量でもレベルアップする効率を上げることが可能です。

 

 特に寒くなってきたこの頃、必ずストレッチなどの軽い運動から徐々にアップするようにしましょう。

そして日頃から、常に身体を冷やさないように気をつけましょう。

 

 

超回復に関する頁

http://www.cramer.co.jp/training/rest_3.html